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2015年02月の記事

img of 『受精』 帚木蓬生 ~先端医療が生命に及ぼす問題~【読書感想】
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BOOK

あらすじ ~最愛のパートナーを交通事故で失った主人公の舞子。二人の思い出がある寺を再訪し、最先端の医療環境を揃えたブラジル、サルバドールの病院へ。そこには世界中から舞子と同じ境遇の女性が希望をもとめ集まっていた。しかし、そこは半世紀越しの忌まわしき陰謀が渦巻く場所であった。

img of 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ブレードランナー原作【読書感想】
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BOOK

あらすじ ~第3次世界大戦が終わった後、地球は放射能灰に汚染され死の星となり、人間の多くは植民惑星へと移住した。生物は希少で価値が高く、主人公リック・デッカードが持てるのはせいぜい人工的な電気羊ぐらいだ。人間の移住を助けるため、火星に送り込まれたアンドロイドたちは自らを解放し地球へと戻ってきた。

img of 『ランドセル俳人の五・七・五』 小林凛 【読書感想】
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BOOK

同級生のいじめ、向きあおうとしない学校。俳号「小林凛」、十一歳の少年は俳句を詠む。俳句に希望を見いだし生き抜いた若き俳人と家族の記録。「いじめられ行きたし行けぬ春の雨」表紙に掲載されている一句。出版当時、11歳の小学生。本作は、彼の作品と絵、そして彼の母、祖母による文章をまとめた作品

img of 『翳りゆく夏』 赤井三尋 【読書感想】
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BOOK

あらすじ ~大手新聞社「東西新聞」に内定が決まった少女は、二十年前に誘拐事件を起こした犯人の娘だった。『誘拐犯の娘を記者にする大東西の「公正と良識」』二十年間止まっていた時間が、週刊誌のスクープ記事をきっかけに動き出す。今や古い記憶の彼方となった事件の真相をめぐるミステリー作品。

img of 曽野綾子氏のコラムと批判について 雑感
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DIARY

表題の一連について感じたことをメモ。サッチャーが首相を勤めていた時代、3年ほど英国で暮らす機会があった。私は「外国人」だった。いいことはたくさんあったが、一方で、残念ながら明確な差別行為を受けることも少なくなかった。「外国人はどこの国でも嫌われる(ことがある)」と感じていた。

img of 『天平の甍』 井上靖 【読書感想】
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BOOK

あらすじ ~時は奈良時代・天平の世。近代国家成立を急ぐ朝廷は、先進国「唐」から多くを吸収するため、総員五百八十余名の第九次「遣唐使」を派遣する。そこには留学僧として渡唐し、20年の年月を経て高僧「鑑真」を日本へと連れ帰る男がいた。航海技術が未熟な時代に海を渡り、異国の地で生きた僧たちを丹念に描く歴史小説。

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