neputa note

#読書感想

img of 『虐殺器官』 伊藤計劃 【読書感想】
6 min read
BOOK

あらすじ 9.11以降の、"テロとの戦い"は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の影に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……彼の目的とは一体何か?

img of 『死刑台の微笑』 麻野涼 【読書感想】
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あらすじ 三人の少年によって、ひとり娘を惨殺された母親は、娘の無念と悲しみを晴らすため、会社を辞して、地裁での意見陳述に全てを賭けた。地裁で、三人の裁判を傍聴し続けた母親は、娘を殺害した三人の凶行を知るにつけ、憎悪を増していった。死刑判決を望む被害者の母親に立ちはだかる、少年法。

img of 『誘拐児』 翔田寛 【読書感想】
4 min read
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終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。《使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ。場所は有樂町カストリ横丁》という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子供を連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。

img of 『その女アレックス』ピエール・ルメートル【読書感想】
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【※ネタバレを含む】あらすじ おまえが死ぬのを見たい ――男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが……しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。

img of 『あかね空』 山本一力 【読書感想】
13 min read
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あらすじ 希望を胸に身1つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。

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